PRODUCT
衣料ファブリック
天然成分配合ファブリック
オニベジ
捨てるものから生まれる、豊かな天然色 天然成分配合ファブリック「Onibegie®」
小松マテーレは地球環境の保護保全に向けて、環境と共生する染色技術開発に積極的に取り組んでいます。「Onibegie®」はそのひとつで、タマネギの皮から抽出した成分をベースに様々な植物の天然成分を活用、配合させた環境配慮型素材です。
[Onibegieの特徴]
- 天然成分を活用、配合させた環境配慮型素材です。
- 多種多様な合繊ファブリックでの表現が可能です。
- 化学染料だけでは表現できないナチュラルな表現が可能です。
- 小松マテーレが保有する高次加工技術との組み合わせが可能です。
オニベジで使用している原料の産地
天然色素の優しさを、地球にも、人にも。
”Onibegie®”は環境だけでなく、人の目にも優しい。
天然成分を活用して合成繊維を染めた「Onibegie®」は、環境に配慮したエコ素材。
捨てるものを再利用することで廃棄物を減らし、環境への負荷を軽減します。
また紫外線の反射が少なく、目に入る紫外線量が少ないのも特徴です。
天然色素を使ったナチュラルなカラーは、見た目に美しいだけでなく、目にも優しい素材と言えます。
これからの地球のために、環境に優しい選択を。
そして、大切なスタッフやお客様にも優しい選択を。
「Onibegie®」は機能やデザインだけではない、新たな価値を提案していきます。
Story ”Onibegie®”開発にかける想い
「白い長靴に野菜の色がついてとれない」 そんな社員食堂の方の一言が開発の糸口でした。
合成繊維を、天然原料で染めることはできないか?
開発にかける想いや完成までの道のりには、様々な想いがありました。
● Onibegie® 開発のきっかけ
エシカルな思考が浸透し、自然や生態系に優しいもの、安心安全なものを求める昨今のマーケット。小松マテーレとしても、地球の環境保全に役立つ素材開発に取り組み続けてきました。その中のひとつとして合成繊維を天然の素材で染められないかというのが、我々にとっての命題でした。
● 合成繊維を天然色素で染める難しさ
合成繊維を草木染めの技術で染めることができず、何度も壁に突き当たりました。そんな中、食堂で打ち合わせをしている際に、食堂の調理場の方が「白い長靴に野菜の色がついてとれない」とつぶやいた一言から、野菜で染めるというアイデアにつながりました
●「玉ねぎの皮」がほかの天然素材での染色にも役立つ
さまざまな野菜を使ってテストを行った結果、タマネギの皮の色素が、合成繊維に効率よく染まる ことが判明しました。オリーブの葉や絞り殻、ワイン、ぶどうの絞り殻、お米のもみ殻、竹炭など で染める時も、タマネギの色素をベースに使います。色が定着しやすいのです。そのため商品名を”Onibegie(オニベジ)”と名付けました。
● 化学染料とは違う、天然色素の味わい
植物原料ならではの風合いの良い色が表現できます。たとえばベージュ色であっても、天然色素の場合はその中に数十種の色が入っています。だからこそ、色に微妙な奥行きが生まれます。また経年するほどに味わいが増してくるのも魅力のひとつです。この色合いを合成繊維で表現できたことが、”Onibegie®”最大の特徴と言えます。