KOMATSU MATERE ISM
小松マテーレには脈々と受け継がれてきた“イズム”があります。
それは新しい技術を、製品を、マーケットを、そして感動を創り出してきた原動力。
そんなマテーレ・イズムをご紹介します。
小松マテーレ イズム
KOMATSU MATERE ISM
小松マテーレには脈々と受け継がれてきた“イズム”があります。
それは新しい技術を、製品を、マーケットを、そして感動を創り出してきた原動力。
そんなマテーレ・イズムをご紹介します。
「寺子屋」から始まるイノベーション
おもしろがる精神
不況?上等!そいつはチャンスだ!
懸命に頭を使えば成長産業
マテーレは将来、自動車メーカーになる!?
エッジの立った商品を開発せよ!
自然の声を聴く会社
はじまりとこれから
メッセージ
始まりは1918年、絹織物の精練を行う「小松精練所」が設立されました。それが小松マテーレの原点です。
1943年には「小松織物精練染工(現 小松マテーレ株式会社)」が誕生。第二次世界大戦下の苦しい状況ながら、絹に加えて人絹織物の精練・漂白・浸染などの事業を展開しました。
開発プロジェクト
#「寺子屋」から始まるイノベーション
小松マテーレには「寺子屋」があります。師匠を務めるのは、若干45歳で社長に就任、小松マテーレを東証一部上場企業へと成長させた立役者・中山賢一名誉相談役。地方の小さな繊維加工請負会社が、どのように企画開発型のメーカーへと変身を遂げることができたのか?自分の経験、仕事の哲学からマーケティングのアイデアまで、目からウロコ、元気がみなぎってくること間違いなし! 小松マテーレのイノベーションの原動力となっています。
#おもしろがる精神
世の中の動きや出会った人に対して「それって、〇〇〇だよな」なんて批評家ぶる人、いますよね?
あっさり納得して(納得したような気になって)、「処理済」の箱に投げ込む前に、もう少しそれを味わってみませんか。もう半歩、突っ込んで考えませんか。
キーワードは、「おもしろがる精神」。
人の心は不思議なもので、「おもしろい!」と思って見ると、おもしろく見えてくるし、興味がむくむくと湧いてくる。「おもしろい!」と思って接すると、不愛想だった人もトビラを少し開けてくれ、そこからコミュニケーションが生まれてきたりもする。
おもしろがれば、おもしろくなり、新しいアイデアも生まれてくる。
思いがけないトラブルさえも、おもしろがろう――小松マテーレの社内には、そんな「おもしろがる精神」が溢れています。
#不況?上等!そいつはチャンスだ!
経営学者ドラッカーは、イノベーションには7つの機会があるとして、その1番目に「予期せぬ失敗、予期せぬ成功、予期せぬ出来事」を挙げています。
想定外、思いもかけなかった出来事の到来・・・それは困ったことであると同時に、それまでの自分から一皮むけるためのチャンスでもあります。
例えば「新型コロナウイルス」。この人類にとっての大きな困難に対し、小松マテーレは自社にとって未知の分野であったBtoCの分野に進出。ECサイトを活用し自社の加工技術をつめこんだ高機能マスクを開発。広く社会に供給し始めました。
マスク開発に小松マテーレが着目したのも、思いがけぬ災難を前に「なんとかせねば!」と必死になって考えたから。逆に言うと、予期せぬ出来事が新たな一歩を踏み出すきっかけをくれたとも言えるでしょう。
#懸命に頭を使えば成長産業
かつて「繊維は斜陽産業」と言われたことがありました(今も言われてる?)。
しかし小松マテーレは、「繊維は成長産業」と自信をもって言い切ります。
例えば、衣料用繊維の技術を応用して炭素繊維複合材「カボコーマ」を開発。耐震補強材として製品化し、建材関連分野にも進出しています。また光触媒を用いた抗ウイルス加工素材「エアロテクノ」によって医療分野にも事業領域を拡大。これからも技術力とマーケティング力で、繊維の可能性をもっともっと広げていくでしょう。
「思考停止したら、どんな産業も衰退する。懸命に頭を使えば、成長産業になる」
名誉相談役・中山賢一の言葉です。
#マテーレは将来、自動車メーカーになる!?
自動車のボディは鉄ですね。なぜか?衝突したとき、乗っている人を守る強度が必要だからです。
けれど将来、通信や自動運転技術によって自動車のセキュリティが飛躍的に向上すればどうなるか?
ボディが鉄である必要はなくなるでしょう。
繊維でクルマを作れれば、圧倒的な軽量化が可能。エンジン(モーター?)も小さくでき消費エネルギーも少しで済む・・・そんな未来を想定し、小松マテーレはすでに車体メーカーと共同で次世代モビリティを開発するプロジェクトに着手しました。
「ウチの事業領域はここまで」という発想は、小松マテーレにはありません。
#エッジの立った商品を開発せよ!
「製品化じゃない、商品化だ」とは、名誉相談役・中山賢一の言葉です。
「モノをつくるだけではない。人がお金を払ってくれる価値をつくれるかどうか。それが製品と商品の違いだ」と。
従来、繊維業界では営業の社員が顧客のニーズをつかみ、「こんなものを作ってほしい」と生産部門に依頼するケースが多かったのですが、どうしても顧客のニーズは似通っているため、出来上がってくる商品は目新しさに欠ける傾向にありました。
そこで小松マテーレが始めたのが、生産部門のアイデアからスタートする「シーズオリエンテッド」な商品開発の試み。生産部門の社員が役員やファッション専門家らを前にアイデアを披露するプレゼンテーション大会「RE-CREATION」です。年1~2度開催される「RE-CREATION」の中からは、エッジの立った特徴ある商品案がいくつも生まれています。
#自然の声を聴く会社
小松マテーレが目指しているのは、「人と繊維と自然が共生できる住みよい地球環境づくり」です。
人間による自然と地球環境の破壊は、近年急速に進んできました。新型コロナ問題も、人間活動がもたらしたCO2排出などによる温暖化と無縁ではないと言われています。
破壊してきた自然をつぐなうため、人間には何ができるか?
課題はたくさんあるでしょう。小松マテーレにできることもたくさんあると思います。
環境変化への対応、自然との共生。
これらを小松マテーレは、これからの重要な事業テーマと捉えています。
「自然の声を聴く会社」
これが小松マテーレの進む方向です。